電車で見かけるあの人に、はしたない妄想が止まらない、
自称・”むっつりすけべ”こと、荻野ゆかり。
そんな小さな幸せを噛み締めていた日々は、
勤めていた会社の倒産によって破壊されてしまう。
突然の不幸にもめげないゆかりは、好待遇の家政婦の求人を見つけて即応募。
ところが、目の前に現れた雇用主・國沢貴好は、電車で見かけていたあの人だった…。
早速、翌日から家政婦として働くゆかり。
どういう訳か、國沢に監視されながら昼食を作っていると、ふとしたきっかけで急接近!?
「随分いやらしい匂いをさせながら料理をするんだな」
國沢の声だけで感じてしまったゆかりは、気がつけば身体も味見させられてしまい――――。