恋人の橘悠人に連れられて、夜景が見える丘まで来た藤本美佳。
街の灯りがキラキラと美しく輝くなか、美佳は悠人から指輪と共にプロポーズの言葉を受け取る。
婚活サイトから始まった恋――……
時にすれ違いもあったが、お互いを思いやりながら「愛」へと大切に育ててきた。
薬指に指輪をはめて、涙が止まらなくなった美佳。
そんな彼女を悠人は後ろからそっと抱き寄せる。
仲間や同僚からも祝福を受ける二人。
次はお互いの両親へ挨拶することになったのだが、美佳の両親の前で彼女は予想外な発言をする…
「結婚式?しないわよ」