『新・花嫁は十七歳 1』
著:ながさわさとる/原作:若月京子
娘が欲しかった母親の暴挙により、男なのに女として暮らす桜子。
そのうえ、人気ミステリー作家の和彦と結婚したことで、男子女子高生の桜子は人妻でもあるのだ。
さまざまなハプニングを乗り越え、甘い結婚生活を送っていた二人だが、和彦が講師として桜子が通うお嬢様学校へ来ることになって、桜子の身辺は騒がしいものに!
桜子にライバル心を燃やす生徒は和彦に迫るし、校内でエッチなことをしたいと和彦に迫られるしで、この危機的状況をどう乗り切ればいいの──!?
発売日:2019年10月15日
価格:705円 + 税
▸神津 桜子(旧姓:西園寺 桜子)
超お嬢様学校へ通う、17歳の"少年"。
4人の兄がおり、どうしても娘が欲しかった母によって女として育てられた。
夫の和彦とはお見合いから始まった関係だが、さまざまなハプニングを乗り越え、今はラブラブに。
学校では「真の大和撫子」の称号を持ち、社交界では可憐な幼妻として完璧にふるまうが、和彦の前では少年らしい一面ものぞかせる。
▸神津 和彦
超人気ミステリー作家、29歳。
名家の三男だが、家業は継がず小説家の道へ進んだ。
結婚以前は女性関係も多く、身軽でいたかったようだが、今では桜子を愛し、おしどり夫婦ぶりは社交界でも有名になっている。
楽天家で子供っぽい態度をとることもあるが、気を張りがちな桜子をフォローできる頼りがいのある夫。
▸ 桜子の母
どうしても娘が欲しくて、生まれた桜子の出生届を女子として出した本作最強の女性。
和彦の母親とは子供のころからの親友で、桜子のウエディングドレス姿を見たいがために、和彦とのお見合いを仕組んだ。桜子いわく「怒るとメデューサ」。
この人がいれば大抵が何とかなる。
▸和彦の母
桜子の母親に負けず劣らずの女性。
和彦いわく「恐怖の長距離ランナー」。
当初、お見合いに乗り気でなかった和彦はこの説得(?)に屈した。
▸東野 美古都
桜子の実家、西園寺家と事業のライバル関係にある家のご令嬢。なにかと桜子へ嫌味を言ってくるが、和彦が講師として学校へきたことで、状況はさらに悪化していき…?
桜子の幼等部からの友人。
彼女たちは桜子が男であることを知らない。
▸友人たち(一色 日名子・敷島 廣江・国木田 紗枝子)